コラム

頑張っても報われない…個人起業家の「プラトー現象」乗り越え方

コーチ・コンサルタント・カウンセラー・セラピストなど、個人向けの対人支援ビジネスで独立起業している、あるいは目指している皆さん。

皆さんはきっと

「自分のビジネスを軌道に乗せ、仕事のスキルも収益ももっとアップさせていきたい」

そう考えて、日々、ブログやSNSで発信したり、セールスや広告を工夫したりしていることでしょう。

しかし、

  • こんなにも毎日がんばっているのにまったく申し込みが増えない……
  • 前は少しずつでも成長が感じられたのに、最近は何も変わっていないように思える……

そんなふうに感じている方はいませんか?

実はこの状態はあなた1人ではなく、誰にでも起こりうる「プラトー現象」というものなんです。

今回は、プラトー現象から脱出して次のステージへ行くためには具体的に何をすればいいのか努力した分だけちゃんと成果の出るやり方とはどういうものなのかをお伝えします。

がんばってもなかなか成果が出ない…「プラトー現象」とは

さて、あなたはプラトー現象ってご存じですか?

「プラトー」とは高原や台地などの地形をあらわす言葉です。

山に登るとき、ずっと同じ角度で登っていくわけではなく、途中に少し平らになった場所があったりしますよね。

これを仕事や学習に当てはめて、頑張っているのに成果が伴わない一時的な停滞期のことを「プラトー」と呼びます。

「こんなにインスタで発信を頑張っているのに、なかなかLINEの登録に結びつかない!」

「せっかくセールスのやり方を教わったのに、思うように契約がとれない」

こういう状態がここしばらく続いている……というのはほぼプラトーだといえます。

プラトー現象は、日々こなす作業が多すぎて疲れてしまったり、慣れてマンネリ化してしまったりしてモチベーションが下がることが原因といわれ、成長している実感が得られないため余計にやる気が出なくなる…という悪循環に陥ることも少なくありません。

私自身、今でもしょっちゅうプラトーの時期はやってきますよ。

  • どんなにブログを書いても、1年以上、ほとんど反響がなかった
  • 思い切って新たなセールス法を取り入れたものの、連続13件も断られた
  • 月1回ペースでセミナーをやっても、半年もの間、しらけた反応続きだった

……などなど、いま思い出すだけで「ぐえ~っ」となります(笑)。

でも!

長い目で見ると、この時のプラトーがあったおかげで、上記はすべて私の得意技になったんです。

まったく反応がなかったブログは、その後「深層心理ライティング」というワザを生み出し、セミナーも満席が続いて、今でも講座の重要コンテンツになっています。

セールスもその後、個別相談の成約率が89%までに上がり、今ではパッケージ化されたノウハウにまでなりました。

セミナーも、その後は8種ものコンテンツができて講座カリキュラムにまで発展しました。

プラトー現象は一時的なもの!あきらめないで

がんばっても成果が出ないと、自分には向いていないのか…もうやめてしまおうか…などと思えてくるかもしれません。

でも、プラトーというのは永遠に続くものではなく、必ずいくつかの段階があります。

  1. 頑張ってもすぐには効果が出ない段階
  2. いったん効果は出ても、その後すぐ頭打ちになる段階
  3. 「あれ?そういえばできているかも」と気付く段階
  4. いつでも、どんな角度からでも、それができる段階

のようにどんどんレベルアップしていくわけです。

また、最初の「頑張っても成果が出ない段階」というのも、なにも変化がないわけではなく、あなたが真剣に努力しているからこそ変化が起きて、今まで通りにいかなくなったんです。

知識やノウハウの急激な増加のために、今まで「これでいける」と信じていた世界の枠が一時的に壊れるからこそ、プラトー現象が起こるんですね。

でも、どうかそこであきらめないで下さい。

続けていれば必ずあなたの認知の枠組は広がって、インスタを完全攻略できたり、買う人と買わない人を瞬時に見分けられたりするようになっていきます。

これはビジネスに限った話ではなく、スポーツや勉強などどんな分野でもプラトーは上のようにレベルアップしていきます。

停滞したからといって途中で辞めてまたゼロから何かをやるよりは、つらい時期をなんとか乗り越えてそのまま続けた方が、はるかに効率が良いということですね。

これでプラトーを脱却できる!3つの方法

プラトーは成長やレベルアップに伴って起こることで、いつかはプラスになる…とはいえ、やはり一刻も早くこの辛い状況を脱出したいですよね? 

そこで、私も実際にやってみて成功している「プラトー脱却のコツ」を3つ紹介します。

1:ペース配分を変えてみる

毎日同じような作業を続けていて、とても頑張っているけど心が折れそう…。

そんな時は、ペースを変えてみるのも1つの方法です。

ペースを変えるといっても、ズルズルとペースダウンするのは絶対にダメ!そのまま辞めてしまう可能性大です。

そうではなくて、おすすめなのは2~3日のあいだ完全に仕事を忘れて、脳を解き放つことです。

映画を見てもいいし、弾丸旅行に出かけてもいい。とにかく、いつもの作業を止めて頭を切り替えるのがポイントです。

また、脳の解放が終わったあとにやることのTODOリストをあらかじめ作っておくといいですね。

サッとまたいつものペースに戻れますし、それどころかすごく早く仕事を片付けている自分に気付くはずですよ。

私も行き詰まったときには、時々、これをやりますが、毎回「なんであんなに時間がかかっていたんだろう?」と首をかしげるくらい物事がサクサク進むようになり、やがて小さな成果が出始めます。

2:今まで以上に人に聞く

セミナーのコンセプト、新たな仕掛けのアイデア、発信の方向性…なかなか成果が出ないことに対する誰かの意見を聞いてみるのは、状況を打開するのにとても有効です。

今までひとりだけで考えていたなら、誰かに聞いてみる。

今までAさんに聞いていたなら、さらにBさん、Cさんと別の人にも聞いてみる。

そんな風に多くの人の意見に触れて、自分のものの見方やクセを超えた目線で考えられることを目指しましょう。

私も内容によって相談する人を時々変えますが、そうすると

「その発想は全くなかった!!」

と叫んでしまうほどの気付きを得ることもあります。

また、今まで未体験だった講座に入ったりして環境を変えると、いっきに新たな突破口が見つかることも多々あります。

3:マネのしかたを見直す

もう1つ、停滞期の伸び悩みを突破する方法があります。

それは「マネの仕方を見直す」ことです。

うまく行っている人、売れている人のマネをするのはビジネスの基本のキですが、ではそのマネのしかたはどうかというと……けっこう皆さん適当だったりします。

そうなると、結局自己流と変わらず、売れても年商1,000万円止まりという方も少なくありません。

どうせやるなら、確実に成果が出るようなマネをするべきです。

もちろん商品サービスやキャッチコピーをそのままパクリなさいということではなく、マネするべきは仕掛けの作り方や展開のタイミングといった考え方の部分です。

▼成果の出る正しい「マネ」のしかたについては、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひあわせて読んでみてください。

個人起業で成功するには「売れている人」のマネでOK!どこをどう真似ればいいのか

こんなふうにして「辞める」「ペースダウン」以外の方法で試行錯誤を続けると、いつの間にか停滞期を乗り越えていたりします。

それどころか、むしろ苦手だったことが一気に得意になったりするんですね。

起業もビジネスも一直線に伸びることはなく、ゆらゆらとペースを変えつつ成長していくものですが、それが分かっていないと「成果が出ない、もうダメだ」となってしまいかねません。

今はプラトーか?効果が出る時期なのか?をよく見極めながら、前に進むことが大事なんですね。

ぜひ皆さんも、今回の話を取り入れて、プラトーからの脱却を図ってみて下さい。

メールマガジンのご紹介

独立起業に欠かせない「コンセプト」のつくり方、ブランディングの方法、売れ続けるしくみを実践しながら学びたい方は、ぜひ無料メールマガジンを読んでみてください。

「予約でいっぱいのブランドをつくる無料メール講座」

-コラム
-, , , , , , ,

© 2024 芳月健太郎 公式サイト