コーチ・コンサルタント・セラピストなど、対人支援のビジネスで個人起業したばかりの人で、時々「なぜか自分で自分にブレーキをかけてしまい、その結果、いつまでも収益があがらない」というケースに出会います。
自分の得意なことで世の中の役に立ちたいと願って、入念に準備を進めて待望の起業を果たしたのに、無意識に自分で自分の足を引っ張ってしまう…。
「いやいや、そんなことするはずないです」
「私はちゃんと稼げるようになりたいと思ってますよ?」
皆さんはそう思うかもしれません。
しかし、これまでに700人以上の個人起業・独立をサポートしてきた私から見ると、潜在意識では「売れるのが怖い」と感じている人はとても多いんです。
そしてそれがマインドブロックとなり、せっかく起業しても「なかなか売れない…」と悩んでいる人の実例も沢山知っています。
そこで今回は、その「無意識のブレーキ」をかけてしまう理由と、それを解除して、ちゃんと収益を上げつつ、喜ばれるビジネスが回っていくための方法をズバリお教えします。
目次
【実話】「本当は売れるのが怖い…」その理由とは
ある受講生さんの話です。
その方は、本人のビジネスも良い内容で、ライティングもコンテンツ制作もすぐに身につけてとても上手になりました。
そこで私のアドバイスをもとに「売り込まないセールス」のシナリオを作ったところ、早速スルスルッと初の高額契約が獲れてしまいました。
そこまでは良かったのですが…。
その後、そのペースがいっこうに続きません。
しかも、あれほど力を入れていたブログがパタッと書けなくなってしまった。
セミナーや勉強会をやろうとしても、ネタも出なけりゃアイデアも出ない。
お客様とのセッションをやっていても、どこか面白くない。
私も心配して
「セッションがまだ不慣れだから?」
「契約が獲れたあとが大変だから?」
と、一緒に色々考えたのですが、どうもその原因がわかりません。
モチベーションを上げてもらおうと
「収入が月○○万円になれば、家族で毎月三つ星レストランに行ったり、お子さんを中高一貫校に入れても家計は全然平気になるし、万が一パートナーが体調を崩してもリスクヘッジもできるよ?」
と、誰もが喜ぶような“夢”を伝えたものの、相変わらず彼女はイマイチな表情です。
ここまで来て、もしや…と思った私は、
「もしかして、ビジネスが回らないことで、何かメリットがあると感じているんじゃないの?」
と聞いてみたんです。
すると、彼女の口からは、
「そういえば…無意識にそう感じているかもしれません」
という答えが出てきたのです!
彼女が感じていたのはどんなことだったのでしょうか。
それは次のような懸念でした。
- もし、私が夫の収入を上回ってしまったら、夫に幻滅してしまうかもしれない
- そうなったら、なんで私はこんな人を選んだんだろう?と後悔に似た気持ちになるかもしれない
- もし、そんなことを思ってしまったら自己嫌悪に陥ることは確実
- それだったら…まだ今の状態でいる方がまだマシ!
彼女の本音をよく観察してみると、根底にはそんな恐れがあり、それが無意識にビジネスの成長にブレーキをかけてしまっていたんですね。
ブレーキのある人が売れなくなってしまうのはなぜか
こんなふうに、「ビジネスが発展しないメリット」というのは、ぱっと見ではわからないまま、実に巧妙に自分の中に棲み着いているものですが、ほとんどの人はそれに気づけないんです。
その他にも、ブレーキになる思いには次のようなものもあります。
- 「(売れてしまったら)責任が重くなってしまう」
- 「(売れてしまったら)時間がなくなってしまう」
- 「(売れてしまったら)好きなことができなくなってしまう」
どうですか?
あなたの中に、こんな無意識ってないですか??
そして当然ですが、このように感じていると、本当に売れません。
このような「恐れ」は、ビジネスに対する自分のモチベーションが下がるのはもちろんですが、ちょっとした言葉の使い方や表情・行動を通じて相手にも必ず伝わってしまうからです。
- 伝えたいことはわかるけど、なんかココロに響かないなぁ
- 内容はすごく良いのに、自信なさげだから、申込んでいいものか躊躇してしまう
- あの人は、これをやれば良いのに、なぜ関係ない仕事ばかりやっているのかな?
…などと相手にも無意識に思わせてしまいます。
あなただって、そんな人に申し込みしようとは思わないですよね?
あなたの「無意識のブレーキ」は解除できる!
では、そんな怖いことを、どのように避けていったらよいのでしょうか?
これはまず、次のような文脈を身体に刷り込むことで変わっていきます。
- 売れても好きなことはできる
- 売れても時間はちゃんと取れる
- 責任が重くても、好きな仕事だから全然ヘッチャラ
つまり、
<売れると> + <ネガティブな何か>
から、
<売れても> + <ポジティブな何か>
というプラス&プラスの方向でまず考え直すことからはじめるわけです。
実際に、売れていくにつれ自由に使えるお金も増えるので、好きなことはちゃんとできます。
入ってきたお金で、今まで苦労して自力でやっていた面倒な作業や苦手な作業を外注に出せるので、時間もちゃんと確保できるようになります。
責任が…!と重く考えなくても、あなたが売れていくほど自立したクライアントが集まるようになるので、責任を抱え込んで押しつぶされるようなこともありません。
このような「事実」を知らずに、今の自分のモノの見方だけで未来を考えるから、売れた後はさらに大変になってしまう!と妄想してしまうんですね。
売れないブレーキを解除する一番おすすめの方法
そして、このような、「現在の延長線上でしか物事を見ていないのでは?」ということに気づけたら、次にやることは、<売れても> + <ポジティブな何か>をやっている人の世界に飛び込んでみることです。
そういう人の動画やメルマガなどにたくさん触れるのもいいですね。
そして、それをお手本に、あなたのアウトプットを少しずつ変えていきましょう。
今までとは違う「世界」からインプットして、それをアウトプットしていくと、ブレーキというのは自然に外れていきます。
これが、私の経験上一番有効な方法なので、ぜひ実行してみて下さい。
「一刻も早く変えたい!」という人は、講座やセミナー、オンラインサロンなど、お金を払ってその世界に入ってみるのがもっとも強力な手段です。
でも、予算がないとか勇気が出ないこともありますよね。
それならまず、無料のブログやメルマガを読むだけでもOK!
とにかくインプットから変えてみましょう。
それだけでも、あなたの「ブレーキ」は、ちゃんと外れていくはずですよ。
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