今回は、巷で見かける「ラクして儲かる」というビジネスは、本当にラクに大金を稼げるのか?について、そのカラクリをお伝えしたいと思います。
また、あなたがいま自分のビジネスの集客で伸び悩んでいるとしたら、人が飛びつくような「ラク」「かんたん」といったキャッチフレーズを使いたくなるかもしれません。
しかし本当に効果的な集客方法は、それとは別のところにあります。今回はそんなビジネスの集客戦略の考え方のポイントも解説します。
目次
数年前にあふれていた「ラクして儲かる」広告は今…
今から数年前、2019年あたりまでは、パソコンやスマホには「ラクして儲かる」的な広告・キャッチコピーがあふれていましたよね。
「3日で起業できる」
「コピペだけで月商500万」
「何もしなくても申込みがどんどん入る」
など、インターネットにつないだとたん、後から後からこんな情報が流れてきたものです。
でも最近は、ここまで煽るようなものは見かけなくなったと思いませんか?
見かけなくなった理由としては、さすがにユーザーが「そんなうまい話はない」と気付いたこともありますが、もっと具体的な理由として、広告審査が厳しくなったのが大きいんですね。
2021年の今、そういった煽り系コピーで広告を出そうとするとすぐ審査に引っ掛かり、下手をするとアカウントを停止されるので、使いたくても使えなくなったわけです。
ラクして儲かるはずがない、ただ1つのシンプルな理由
そして、あおりコピーを出す側がいれば、それを受け取る人の中にもワーッと飛びつく人が大勢いましたよね(笑)。
でも、そうやってワーッと飛びついた人はその後どうなったでしょうか?
私の知っている範囲では、その人たちは、やはりその方法ではほとんどが成果が出せませんでした。
もちろん、ごく一部これから伸びるメディアを攻略するなどして先行者利益を得た人もいますが、大部分はそんなオイシイ目に遭うことはないわけです。
その理由は、冷静になって考えてみると実にシンプルなもの。
つまり、「誰でも」「単純作業などのラクにできる仕事で」「カンタンに儲かる」ものは、「すぐ皆が飛びついて」「競争過多になる」ので儲からない!!という、実に当たり前のことなんです。
それが理解できる人は「ラクして誰でも稼げる」というコピーを見た時にカラクリを見破り、むやみに飛びつかない…ということなんですね。
私が「ラクに○○できる」というのはどんな時?
もちろん私も、「ラクして儲かる」なんてことはオススメしていません。
私が日頃、自分の講座やセミナー、メルマガでお伝えしているのは、
「自分の知識・スキルをカタチにして、絶対不変のセオリーを使いこなして、最短最速で成果を出す方法」
です。これこそ、お客さんに喜んでもらいながら自分も高い報酬を得られるWin-Winな方法なんですね。
もし私が「ラク」と表現するとしたら、それは、
「夢中になれることをやっているから、人が大変と感じることでも本人は大変だと感じることなく続けられる」
という意味になります。
こんな雰囲気が私のYouTubeやメルマガ・制作物から伝わるからこそ、私の主宰する講座に来られる受講生さんは「ラクして儲ける」に惹かれるようなことはなく、
- 一生懸命仕事をしてきた人
- なにか得意技を持っている人
- 明るく頑張る人
が多く集まるんです。
また「え~、私ぃ~、そんなのできな~い」という後ろ向きな人も少ないです。
集客で本当に大切なことは
こういった集客にあたって、とても大事なことが1つあります。
私だけでなく、当然あなたにも言えることなのですが、人が集まるからといって、自分の大事にしていることを無視してしまうと、いつまでも自分に合うクライアントは集まらないということです。
「人がたくさん集まる」と「自分が大事にしていることを守る」は、ある意味相反するものですが、そのバランスを見極めることは究極の課題です。
もし人が集まることだけにフォーカスして商品サービスを考えたりプロモーションしたりすれば、たしかに人数はたくさん来てくれるかもしれませんが、自分の方針と合わない人もたくさん来ます。
一方、自分が大事にしていることだけに集中すれば、それを気に入った人・自分に合う人が来てくれますが、万人向けの内容と比べると集まる人数は少ないでしょう。
これはどちらが良い悪いではなく、それこそが「個性」であり、それがあなたの「戦略」なのです。
もしあなたが起業前であれば、何が個性にあたるのか?どこを前面に出せばよいのか?はまだ全く見えないでしょう。
あるいは起業3年目くらいであれば、初めにこれで行こう!と決めた戦略に迷いが出てくる頃ですね。
今回取り上げた「ラクして儲かる」もそうですが、「ラクに○○できる」といったメッセージは、たしかに集客に役立つコピーですが、使い方を誤ってしまうと、合わない人が来たり良くないイメージがついたりして、あなたのブランドを傷つける可能性もあります。
集客のために多くの人が飛びつきそうな「ラク」「カンタン」を使いたくなったときは、ぜひ今回の記事を思い出して、自分なりの基準を定めてみて下さい。
具体的には、
- あなたが本当はどうしたいのか?
- あなたがどんな未来になりたいのか?
を頭に置いて考えてみれば、きっとあなただけの基準が見えてくるはずですよ。
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