コーチ・コンサルタント・カウンセラー・セラピストなど個人向けの対人支援ビジネスで独立起業している皆さん。
日頃から、ノウハウやビジネスについて発信はもちろんしていますよね?
それ、どこでやっていますか?
「インスタとFacebookです~」
「最近はLINEこまめにやってます」
という方が多いでしょうか。
私の主宰する起業講座に参加している受講生さん、特に起業して間もない方やこれから独立を目指す方に、こんなことをよく聞かれます。
「起業するにあたって、ホームページって、今の時代に必要ないですよね?」
「SNSやLP(ランディングページ)があれば十分じゃないですか?」
結論から言います。
HP(ホームページ)は、今こそ絶対に必要です。
もしあなたが、5年10年と生き残るビジネスをしたいなら、ホームページを持たないという選択肢はあり得ません。
「そうなんですね?じゃあ、業者に頼んで『売れるデザイン』で作ってもらおう!」
…ちょっと待ってください。
それもまた曲者で、なんなら一番の「自殺行為」ともいえるんです。
今回は、このAI時代に、なぜ多くの起業家が「ホームページ不要論」で失敗するのか。
さらにせっかく良いホームページを作っているにも関わらず、それを台無しにしてしまう落とし穴の正体について解説します。
目次
SNSだけで集客するのは、住所不定と同じ?
まず、今まであちこちで言われてきた「SNSがあればHPはいらない」という説について、誤解を解いておきましょう。
Instagram、X(旧Twitter)、Facebook、LINE…。確かにこれらは有効な集客ツールです。
無料で使えて、拡散力もあり、手軽に始められます。
しかし、ビジネスの構造として見た時、これらには決定的な弱点があります。
それは、情報が流れて消える「フロー型」のプラットフォームだということなんです。
あなたが渾身の想いで書いた投稿も、3日も経てばタイムラインの彼方に消え去ります。ユーザーは、あなたの過去の投稿をわざわざ遡ってはくれません。
つまり、SNSだけで集客し続けるということは、常に新しい投稿をし続けなければならない「自転車操業」を意味します。
さらに恐ろしいのは、SNSのアカウントはあくまで「借り物」だということです。
運営側の規約変更や、AIによる誤検知でアカウントが凍結(BAN)されたらどうなるでしょうか?その瞬間、フォロワーという顧客リストも、積み上げた投稿もすべてゼロに。ビジネスが蒸発するのと同じです。
起業家として、自分のビジネスの基盤を他人のプラットフォームだけに依存するのは、「住所不定」で商売をしているのと同じです。
一方で、独自ドメインを取得して作るホームページは、あなた自身の「持ち家」です。誰にも奪われない資産であり、情報を体系的に蓄積できる「ストック型」のメディアなんですね。
特に私たちのような「対人支援ビジネス」は、信頼がすべてです。「いつ消えるかわからない人」にお金を払うお客様はいません。
AIもホームページのない起業家を信用しない

そしてもう一つ、今この時代だからこそお伝えしなければならない、恐ろしい事実があります。
それは、「AI検索(AI回答エンジン)」も、ホームページがないビジネスを評価しないということです。
皆さんもご存知の通り、今はGoogle検索だけでなく、ChatGPTやPerplexityなどのAIが、ユーザーの質問に答える時代です。
未来のお客様が「〇〇について詳しい専門家は誰?」とAIに尋ねた時、AIは何を基準に答えを選んでいると思いますか?
それは、情報の「信頼性」と「一貫性」です。
先ほどお伝えした通り、SNSは「フロー情報」です。今日言ったことと、明日言うことが変わるかもしれない。感情的な投稿もあれば、日常のランチの写真も混ざります。
そんな断片的な情報だけで、AIがあなたを「信頼できる専門家」として認識するのは、非常に困難なのです。
一方で、ホームページには何があるでしょうか。
- 一貫したコンセプト
- 体系化された商品サービス
- 嘘偽りのないプロフィール
- 蓄積されたブログ(知見)
これらが整理整頓されて掲載されているのが良いホームページです。
AIにとって、ホームページは「あなたが何者であるか」を正しく学習するための、最も信頼できる教科書(データベース)ともいえます。
もしホームページがなければ、AIはあなたの情報の「裏付け」を取ることができず、結果として、検索結果やAIの回答候補からあなたは「存在しないもの」として除外されてしまいます。
人間からの信頼を得るためにも、そしてAIという新たなゲートキーパーに選ばれるためにも、「きちんとした表札(独自ドメイン)」のかかった「持ち家(ホームページ)」を持つことは、もはや選択肢ではなく必須条件なのです。
ホームページ制作とは「自分との対話」
では、そんなきちんと成果を出すホームページを作るにはどうすればいいのでしょうか?
あなたがやるべきは、制作会社に丸投げすることでも、高額なコピーライターに依頼することでもありません。
あなた自身が、泥臭く自分の内面と向き合うことです。
私が主宰する講座では、HPを作る前に徹底的に以下の3つを行います。
- 自分の棚卸し(リソースの確認):これまでの人生で何をしてきたか。どんな強みがあるか。なぜこのビジネスをやるのか。
- ターゲットの選定(誰を救うのか):自分の経験が一番役に立つのは、どんな悩みを持つ人か。
- 独自商品の開発(プログラム化):その悩みを解決するために、どんなステップを提供できるか。
このプロセスを経て、初めて「あなたの言葉」が生まれます。
自分の経験から出てきた、一次情報で語られたサービスだけが、読み手の心を動かし「この人にお願いしたい」という信頼を生むのです。
ホームページを作るという作業は、自分というビジネスの輪郭をはっきりさせ、商品に魂を込める作業そのものなのです。
これからの時代、AI検索が主流になりますが、AIが最も嫌う情報とはなんだと思いますか?
それは「どこかで見たような一般的な情報」です。
逆にAIが高く評価するのは、その人独自の体験や知見に基づいた「オリジナリティのある情報」です。
つまり、どこかで借りてきた売れそうな言葉を並べれば並べるほど、あなたのHPは価値がないと思われて埋もれていくことになります。
逆に、不格好でもいいから、あなた自身の言葉で、あなたの情熱やメソッドが語られているHPは、AIからも人間からも「替えの利かない存在」として選ばれるのです。
焦って「すぐ稼げる」に走ると、ブランドが壊れる

しかし、ホームページ作りや商品設計に取り組んでいるとき、必ずといっていいほど頭をよぎり、ジャマをしてくるものがあります。
それが「焦り」の問題です。
先日も、私の講座の受講生さんの見込み客が「手っ取り早く利益を出したい」と、他所の高額な「稼がせる系」講座に流れてしまったという話を聞きました。
「私のプログラムも『すぐ稼げる』ともっとアピールすべきでしょうか?」と悩む彼女の気持ちは痛いほど分かります。
しかし、安易に「誰でも簡単、すぐに利益!」という訴求に切り替えることは、あなたのブランドにとって「自殺行為」です。理由は大きく3つあります。
① AIとプラットフォームからの「信頼」を失う
GoogleやMeta、AIは情報の健全化に必死です。「楽に稼げる」系の発信は「低品質」「詐欺リスク」と判定され、検索順位や広告審査でペナルティを受ける恐れがあります。
② 予期せぬ「競合」が増える
たとえば、本来はスキルを教える講座なのに、「稼ぐ」を前面に出してしまった瞬間、強いビジネスコンサルタントまでが競合になります。自らレッドオーシャンに飛び込む必要はありません。
③ 「質の悪い顧客」を引き寄せる
これが最も深刻です。「金儲け」だけが目的の顧客は、あなたのメソッドを尊敬せず、単なる道具として消費します。そんな相手に魂を削って教えるほど虚しいことはありません。
「急がば回れ」が最短ルート
起業において、ホームページは絶対に必要です。
ホームページは単なる集客ツールではなく、あなたのビジネスの信頼の証(エビデンス)であり、資産そのものだからです。
しかし、焦ってガワだけを作っても意味がありません。まずは、自分の足元を見つめ直してください。
- あなたの「商品」は、本当にお客様を幸せにする中身があるか?
- あなたの「プロフィール」は、借り物ではない自分の言葉で語られているか?
- あなたの「強み」は、明確に言語化されているか?
これらが整って初めて、ホームページは24時間365日働き続ける優秀なセールスマンになります。
「売れる」ことよりも先に、「売るもの(商品)」と「売る人(自分)」を磨くこと。
遠回りに見えるかもしれませんが、これこそが起業を軌道に乗せ、長く愛されるブランドを作るための最短ルートです。
もし、自分の強みがわからない、商品の言語化ができないと悩んでいるなら、まずはそこから一緒に整理していきましょう。
次世代のAIブランディングをいち早く取り入れてください!
今日の話は、こちらでさらに詳しく解説しています。2026年以降、伸びていくのは、SNS集客でもなく、広告でもないAIブランディングです。ぜひ、ご覧ください。
