ブランディング

【個人ブランディング】失敗しないコンサルタント・相談相手の選び方

コーチ・コンサルタント・カウンセラー・セラピストなど独立起業した人にとって、これからの時代に不可欠なのが「ぜひあなたに頼みたい」と指名されるための「個人ブランディングです。

 

しかし、「自分は個人ブランディングのやり方が分かっている!」という人は、はたしてどのくらいいらっしゃるでしょうか?

 

  • ゴールを設定
  • それに向けてやるべきことをリストアップ
  • 足りないものを補っていく

 

上記はなかなか個人では難しく、本業を進めながらブランディングまでやる余裕がない…というのが実情だと思います。

 

つまり、個人ブランディングを早期に成功させるには、プロの力を借りるのがいちばん。

 

では、いったいどんな相手に相談すればいいのでしょうか

 

 

考えてみると、

 

  • 身近な人に「ブランディングについて相談したい」といっても怪訝な顔をされてしまいそう…
  • そもそも自分自身が「ブランディングとはなにか」が分かっていないから、相談して何が解決されるのかもわからない…

 

というわけで、「個人ブランディングのやりかたを誰かに相談したいけど、選び方・頼み方から分からない!」という人がとても多いんです。

 

そこで今回は、

  • コンサルや相談を受けると、あなたがどんな人からどのように見られて「申し込みたい!」と思ってもらえるのか
  • あなたがビジネス全体を相談できるのは、どんなスキルや視点を持った人なのか。

 

という、失敗しない「個人ブランディング」のコンサルタント・相談相手の選び方について、個人ブランディングの専門家である私からわかりやすく解説します。

 

 

個人起業のブランディングをサポートする人、3つのタイプ

個人起業の世界で、「ブランディング」のコンサルティングやサポートをうたっている人には、大きく分けて3つのタイプがあります。

 タイプ 1)「魅せ方」をサポートするコンサルタント

1つめは、いわゆる「魅せ方」をサポートする人です。

ほとんどは女性で「ファッションコンサル」や「イメージコンサル」と名乗っている人が多いでしょう。

もちろん、「魅せ方」もブランディングには大事なことですが、このタイプのコンサルタントは、あなたが動画やホームページに顔を出して発信するときのビジュアル・服装や第一印象・立ち居振る舞いなどの指導が専門です。

ただし、魅せ方が良ければ集客できるのか?というと、それだけではありませんよね。

 

なぜあなたはそのビジネスをやるのか?

あなたのブランドコンセプトとは何か?

 

といった深いところまで共有できる人でないと、あなた自身も提案されたビジュアルの良し悪しを判断できないかもしれません。

 

「魅せ方」というのはあくまでコンセプトや戦略が定まった後の施策のひとつに過ぎないため、

商品はこれでいいのか

ビジネスの最終目的は何か

などの本質的なことまでは相談できない可能性があります。

 

 

 タイプ 2)「デザイン」をサポートするコンサルタント

2つめは、おもにWebクリエイター系の仕事で、個人ブランディングのサポートも謳っている人。

 

ただ、「ブランディング」とはいうものの、守備範囲はあくまでWEBページや動画のデザイン制作をベースに「どう見せていくか」が中心です。

 

 

もちろん、あなたがいよいよ自身のWEBページや動画で発信を始める…というタイミングなら、この人たちに相談するのも良いでしょう。

 

ただ、クリエイティブの世界というのは色々と階層があります。

たとえば、

  • オペレーター…ソフトを操作してデザインパーツをつくる人
  • イラストレーター、カメラマン…デザインに組み込む画像やイラストの専門家
  • アートディレクター…デザイン全般の設計
  • コピーライター…コピーなどの文章作成

など、それぞれの工程で専門家が存在します。

 

また彼らはたいてい自身の専門分野でも忙しく、あなたの相談を受けても、専門外の部分=ブランド全体を考える余裕がないことも少なくありません。

 

ブランド全般に思考が及ぶコンサルタントとなると、上記の専門家を統括する「クリエイティブディレクター」というクラスになるわけですが…このクラスの人に依頼する場合、報酬は非常に高額になります。

 

もともと、広告会社などブランディングを請け負う企業では、クリエイティブの他にもマーケッター・クライアント事情に詳しい営業・最新事例を集めている研究開発部門など、組織全体で対応しています。

 

個人起業ではそこまでの体制は不要ですが、「ブランディング」というものが、上記のようなあらゆることを総合したものだと理解している相手とそうでない人とでは、あなたへのアドバイスや提案も、デザインだけなのか、ブランド全体に及ぶのか、結果が大きく変わってきます。

 

そのため、デザイン系のコンサルタントに「個人ブランディング」を相談する場合は、プロフィールなどから前職の実績を見て、専門性の高い人か、総合的な人かをよく見極める必要があります。

 

タイプ3)「ビジネス」をサポートするコンサルタント

そして3つめは、いわゆる「ビジネスコンサルタント」を名乗っている人たちです。

マーケティングや集客などに精通しており、数値目標を立て、それを実現するためのサポートをしてくれます。

 

ビジネス全般の課題解決も得意で、実は「個人ブランディング」も、このタイプの人に相談すると、もっとも有効なアドバイスがもらえる可能性が高いのです。

 

ただ難点は、クリエイティブに対するセンスや、ブランドの世界観といった曖昧・抽象的な世界に対する理解は、そのコンサルタントによってバラバラだということ。

 

時々、集客に関する数値管理やマーケティングのロジックはとても冴えているのに、なぜかデザインのところだけ提案が野暮ったかったり、自分のビジネスの展開やビジョンなどマインドに関わる部分の相談にはいまひとつ向かない…という人もいます。

 

そのため、ビジネスコンサルタントに相談する場合は、基本的には実務的な部分のアドバイスをもらう相手と考えましょう。

 

そして、もし今後のビジョンなどを相談してみてピンとくる回答がもらえたら…その人は「お宝コンサルタント」の可能性が高いです!ぜひつながりを持っておくことをおすすめします。

 

 

「個人ブランディング」のコンサル・相談相手を選ぶコツ

このように、一口にブランディングと言っても範囲が非常に広く、相談するべき内容・相手・レベルがバラバラなので、なかなか適役が見つからないのが「個人ブランディング」コンサル依頼の難しいところです。

 

そこで、選び方のコツとして、次のような手順をおすすめします。

 

①「困っていること」を洗い出す

「ブランディング」という言葉にとらわれず、まず「自分が何に困っているか」をハッキリさせましょう

それに対する実績がある人をプロフィールなどから判断して選ぶようにします。

 

②相手の守備範囲を知る

何人か候補の人が見つかったら、オンラインやメール・チャットでも良いので少しやりとりしてみましょう。

サイトデザインやファッションなど「魅せ方」の話から、自分のコンセプトやいま売れている人の理由などちょっと抽象的な話までしてみて、具体的な施策レベルの話も、概念や戦略的な話も、双方できる人なのかどうかを探ってみます。

 

③相談相手は1人でなくてもいい

実は、個人起業家でも、企業に勤めている人でも、概念や戦略までカバーできる人というのは、なかなか出会えないものなんです。

 

私の経験では、1割にも満たないと思います。

 

そして、戦略的な相談までできて実績もある人となると、普通はコンサル料も高額になります。

 

予算を有効に使うには、

  • 魅せ方や集客ツールなどの「施策レベル」の相談に乗ってくれる人
  • 全体的な方向性やビジョンなど抽象的な「戦略レベル」の相談に乗ってくれる人

を分けて、別々に依頼したほうが良いですね。

 

④自分のレベルに応じて相談・投資先を変えていく

たとえば、まだあなたが起業の駆け出しレベルであれば、起業塾に行くなどしてまずは商品開発から集客まで「ビジネスの立ち上げ」について相談できるところに投資するのがおすすめです。

 

その後、年商1千万を超えてきたら、今度は弱点を補強する講座やコンサルに依頼する段階です。

 

たとえば「ライティングが弱点だから、そこを補強する講座を受ける」などですね。

また、年商3千万を超えてくると、今度はビジョンやチームづくりが課題になってきますし、この段階になってやっとホームページやブログのデザイン、イメージを統合する経費も捻出できるようになってきます。

ビジネスステージが上がるほど、それを維持する経費やレベルアップのための投資、そしてあらゆる活動を「ブランド」として見せるための投資も必要になってきます。

 

本来は最初から統一されたブランディングでスタートできればベストですが、ほとんどの人は成長の過程でコンセプトが変わったり、スキルや経験も増えて「個人ブランディング」も変化していくのが普通です。

 

まずは、今の自分に何が必要かを理解して、それを解決できる実績のある人を地道に見つけていくのが現実的な方法といえるでしょう。

 

おわりに

個人ブランディングは変化していくもの、とお話ししましたが、その過程でも、あなたのブランドコンセプト、つまり

・自分のビジネスがどんな悩みを持つどんな人向けか?(ターゲット
・自分のビジネスはどんなウリで勝負するのか?(USP
・自分のビジネスによってクライアントはどんな良い状態になるか?(ベネフィット

は、常にしっかりと定義しておくことが大事です。

 

そしてこのコンセプトに基づいたイメージに近いと感じる企業や人を、常にモデルとして見つけておくことをおすすめします。

 

いずれ、あなたがブランディングに大きく投資する段階になった時、これらのモチーフ(参考になる人、こんなイメージで…という見本)があれば、コンサルタントや相談相手も、あなたのことをより正確に理解できるからです。

 

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