夫婦とも・あるいはいずれかが40代の、共働きで子どもを育てているご家庭。
共通の悩みは、次のようなものではないでしょうか?
- 父親は残業続きで子育てに関われない…
- 母親は「ワンオペ育児」で疲れ切っている…
そんないまの働き方と育児について「このままでいいのかな」と漠然とした不安はあるが、どうすればいいかまでは分からない、いい方法を知りたい…という人へ。
同じ境遇から、現在はとても幸せな仕事と育児を両立しているわが家の例がひとつの解決策になるかもしれません。
ぜひ、参考にしてみて下さい。
目次
サラリーマン→独立した現在、働き方と育児はどう変わったか
私は社会人になってから通算27年、そのうち23年は広告業界でサラリーマンとして働いてきました。
実は、当時は自分がまさか独立するなどとはつゆほども思っていませんでした。
しかし2014年に独立。人生が大きく変わりました。
サラリーマン時代の毎日
会社勤めをしていた頃は、朝はまだ小さな息子を保育園に連れて行き出勤、夜は毎日のように残業です。
家族での夕食はもちろん、起きている子どもの顔を見たり、お風呂に入ったり遊んだり…もままならない、典型的な日本のサラリーマンパパでした。
独立してからの生活
独立して仕事を始めてからは、自宅を拠点にしているので、学童保育に通っている子どものお迎えや塾の送迎は私が担当しています。
妻は某大企業に勤めていますが、ライフワークバランスを重視しており、夕食を作って家族で一緒に食べられる時間に帰ってきてくれます。
独立して何より良かったと感じているのは、やはりこの
「平日も家族で一緒に夕食をとれること」
そして
「子どもと向き合える時間が圧倒的に増えたこと」
です。
子どもが小さいうちに親子で過ごせる時間は本当に貴重
毎日の送り迎えは、正直、ちょっと面倒な時もあります。
それでもやっぱり、子どもの顔を見るといつも「よかったな」と思うんです。
なぜなら、顔を見ると、
(今日はとても楽しかったんだな)
(今日は友達とケンカでもしたのかな)
など、子どもの様子が手に取るようにわかるからです。
また、私には17歳年の離れた弟がいます。
私が20代の頃に幼い弟と過ごした日々を振り返ってみると、小さい時のかわいい姿や、あっという間に大きくなってしまうことを実感します。
弟にとっても、小さい頃に私や家族と過ごした楽しい思い出はずっと心に残っているはず。
過去に育児と似た経験をしてきた私には、子どもが小さい時期に一緒にいられることがどれほど貴重なことか、身に染みてよく分かるのです。
幸せな仕事と育児を両立させるための「独立起業」という考え方
ここまでの話を読んで、
「よし、それでは子どものため、今すぐに残業をゼロにするぞ!」
とできれば良いのですが、ほとんどの方はそうではないでしょう。
では、どうすればいいのか?
幸せな育児を叶えるにはやはり、
時間の融通がきく仕事をすること。
一番良いのは独立すること。
というのが私の結論です。
なお最近、副業を解禁する企業も増えていますが、私の意見としては、「大幅に忙しくなる割にはあまり収入は増えない」というのが現状だと思います。
もちろん、副業を独立起業の準備と位置付けるならよいでしょう。
しかし、副業=単なるお金稼ぎと考えるなら、ますます子どもと過ごす時間が減るだけで、本末転倒になってしまいます。
「いきなり独立起業なんて…」と思う人へ
いま、あなたやパートナーが40代だとしたら、
「家族を路頭に迷わせるわけにはいかない」
「夫には大黒柱としてちゃんと働いてもらわなければいけない」
だからリスクの高い独立起業なんて無理だ…と思われるかもしれません。
しかし、「組織にいることだけが人生」というのは間違いだと、日本に生きている私たちはずいぶん前から本音の部分で気づいているのではないでしょうか。
そして40代は、それを否応なしに突きつけられるようことが起こりやすい年代だといえます。
実は現在、多くの企業の上層部が必死で考えていること=本音というのは、残念ながら
・いかに40代以上の中高年をリストラするか?
・いかにそれを揉めることなく実行できるか?
です。
どんな人でも、自分の仕事にはプライドがあり、自己評価を2~3割増しでつけたがるものです。
しかし実際にあなたの会社(夫の会社)の上層部が考えている人事評価というのは、耳を塞ぎたくなるくらい辛辣で冷酷なものなんです。
サラリーマン時代、私自身が上層部の会議でそれを何度も目の当たりにしていますから…。
「起業なんて自分には関係ない」とは誰も言えない時代になっているのです。
独立起業は可能です!ただし〇〇だけは絶対に必要
経営学の大家、ドラッカーはこんなことを言っています。
・順調だった仕事に以前ほど興味がわかない・疲れた…と感じられるのは、「第一の人生ではもはや成長はできない」ことを意味する
・しかし、仕事さえ変えれば、人は再び成長できる
・老いても、欲を離れ、知恵と親身さがあれば、助言者として最高の仕事ができる
そして、それを実行するには
「本格的に踏み切るかなり前から助走しなければならない」
と言っています。
これは当時独立を考え始めていた私にとって非常に印象的でした。
ミッドライフクライシス(中高年の危機)という言葉がありますが、これはまさに第一の人生、つまり40代までの会社最優先で突っ走ってきた人生が終わりを告げることなんですね。
人は、興味がなくなり疲れた仕事を続けることはできないもの。
もし無理に続ければ…うつ病など心の病気になったり、最悪の場合自殺してしまうかもしれません。
そして、それは50代の男性に多いというデータがあります!
そうなる前のいま、絶対に必要なのは、独立の「準備」を計画的にしっかりと前に進めること。
それこそが、私が育児中の40代のご夫婦に全力でおすすめしたいやり方です。
私自身が「第一の人生」の限界にぶち当たって、それを乗り越えた経験から、上記のドラッカーの主張は100%当たっていると確信できます。
独立した今も、新たな成長を感じ、サラリーマン時代には組織の壁でできなかったことを別の角度でどんどん実現しています。
そして何より、子どもの成長を、サラリーマンの頃よりハッキリと実感できています。
おわりに
今回は、起業と育児と夫婦の働き方のヒントについて、わが家の実例をまじえて解説しました。
独立して働くこと、子どもの顔をちゃんと見ながら育児をすること…しっかりと準備し、本気で乗り越えようと思えば、私と同じく必ず実現させることができます。
ぜひ、40代のいま、真剣に考えてみてくださいね。
【あわせて読みたい人気記事】
独立起業に欠かせないコンセプトづくりから、ブランディングによる高単価顧客獲得までを楽しみながら学べるメール講座は以下から無料登録できます!