コーチ・コンサルタント・セラピストなど対人支援の分野で独立起業した人、これからしようと考えている人。
個人起業を継続していくには、たくさんのお客様に申し込んでもらえる=つまり「売れる」ことが欠かせません。
でも、同じプロと呼ばれる人同士でも、なぜか「売れる」人、「売れない」人がいるのはなぜだと思いますか?
しかも、その分野で長年の経験やスキルを持っているにもかかわらず売れない…という人には、いったい何が欠けているのでしょうか。
今回は
- 専門性が高い人ほど陥りやすいワナとは何か?
- 知識もスキルもあるのに集客できない原因は?
- どうすれば「売れるプロ」になれるのか?
について解説します。
「内容には自信があるのに、なぜ売れないんだろう」
と悩んでいる人はぜひ参考にして下さいね!
目次
「経験には自信あり」という人こそ要注意!
あなたは、仕事でもプライベートでも、自分の人生でどんな経験をしてきましたか?そしてそれをどう思っているでしょうか?
「一応○年間××をやってきたけど、胸を張って言えるのかな~」
という感じですか?
あるいは、
「私は人に自慢できるような経験なんてない」
ですか?
もしあなたが「人に自慢できるような経験なんてない・・・」と思うのなら、私は自信を持って言います。
それは大丈夫です。
なぜかというと、どんなに「経験なんてない」と言う人でも、実際は必ずウリになる何かが絶対にあるからです!
では反対に
「私は○○年、これをやってきた!」
「××には自信がある!」
…と感じていたら?
きっと、あなたは心の中にある種のプロ意識を持っていると思います。
もちろんそれは素晴らしいことです!
でも!!
実は、ここに1つ落とし穴があるんですね。
それはなにかというと、あなたが自信を持っている「知識・経験・スキル」が故に、プロになれないということなんです!
なぜ人より優れた知識や経験があるのにプロになれないのか?
「人より優れた知識・経験・スキルがあるのに、プロになれない??」
「経験やスキルゆえに売れない?どういうことだろう???」
…と思ったあなた!!
実は、「プロフェッショナルの条件」というのは、人より優れた知識・経験・スキルがあるだけでは足りないんです。
繰り返しになりますが、誰だって、なにがしかの人より優れた知識・経験・スキルは既に持っているんです。
あなたがずっと仕事で営業をやってきたなら、あなたはそれをやっていない人より、確実に優れた知識・経験・スキルを持っています。
あなたが子育てで人より苦労したら、あなたはそれをやっていない人よりも優れた知識・経験・スキルを持っています。
あなたが不登校の子供のことで悩んできたなら、そんな目にあったことのない人よりも、優れた知識・経験・スキルを持っているのです。
つまり、生きていれば、人より優れた何かがあるのは当然なわけです。
でも…経験があればあるほど、売れるのでしょうか?
ある業界でトップレベルに売れている人は、必ず他の誰よりも経験が長いのでしょうか?
そういうわけじゃない、というのは分かりますよね。
そう、残念ながら、経験さえ長ければ・専門分野の知識さえあれば、他の人より売れる……というわけではないんです。
売れるプロフェッショナルの条件とは?
経験だけでもスキルだけでも足りない…それでは、売れるプロフェッショナルの条件とはいったい何なのでしょうか。
それは、「経験のない人」、つまり「それをやっていなかった人」や「そんな目にあったことのない人」の悩み・望み・疑問・勘違いを、どれだけ「広く」「深く」知って対応できるか?ということです。
すごく大事なことなので、もう一度、言います!
売れるプロフェッショナルの条件とは、
あなたのお客さんの悩み・望み・疑問・勘違いを
どれだけ広く・深く知って、対応できるか?
です。
ピンとこない人のために、いちどお客さんの立場になって考えてみましょう。
もし、あなたが今、何かに困っていたり悩んでいたりしたら、どんな人に相談したくなりますか?
当然、その分野に詳しい人に相談したくなりますよね。
でもその相談相手が、その分野には詳しくても、こちらの悩みや疑問などに疎く、なぜ困っているのかを分かってもらえなかったら…...あなたはどう感じるでしょう?
きっと「話の通じない人」か「専門バカ」に見えるのではないでしょうか。
「お客さんの悩み・望み・疑問・勘違いを広く深く知る」と簡単にいいますが、これって、本気で常にお客さんのことを考えてないと、驚くほどできません。
それはもう、ホント、驚くくらいに、です。
ちょっと厳しいかもしれませんが、その道を何年もやっているにも関わらず「あなたのお客さんは何に悩んでいるの?」という質問に答えられないようなら、それは普段からお客さんのことをちっとも考えてこなかった証拠なのです……。
まずい!「お客さんの悩み」なんて分からない…そんな人はこうしてみよう
では、もし、この問い「あなたのお客さんは、何に困っているのか」「どんな悩みを持っているのか」…に対して、「どうしよう、答えられない!」と気づいてしまったら、どうすればいいのでしょうか?
大丈夫、これから考えていけばいいんです。
まずは次の4つをぜひやってみてください。
1)自分の頭でお客さんの悩みや困りごとを想像する。
2)実際にお客さんに接しながら、悩み・望み・疑問・勘違いを集める
3)同業者が誰のどんな悩みに向けて発信しているのか観察する
4)ネットで悩みを探して回る
これらはどれも、お客さんのリアルな悩みや困りごと、勘違いなどを自分の中に落とし込むのに有効です。
こうして日頃からデータを集めながら、それに対する解決方法をブログ記事にしたり、動画シナリオを考えたり、セミナーを企画したりしていきます。
するとどうでしょう。
あなたはだんだん「自分の得意なこと、専門分野を売りたい!」という気持ちから、「お客さんの期待に応えたい!」「悩みを解決してあげたい!」という気持ちに変わっていきます。
今まで自分のやってきたこと「だけ」を追求していた「エゴ」が、相手の期待に応え続けることによって「本物のプロ」に変わって行くんですよ。
売れるプロフェッショナルに変わるのは、これに心の底から気づいた瞬間です。
(関連記事)
クロージングもロールプレイもなし!新規獲得が自然に増える方法は…「○○」をやめるだけ
そして、これに気づいてブログやLINEなどで、発信していくと…。
お客さんの反応がガラッと変わります。
申込みや問合せが、どんどん増えていくんです。
売れている人、集客できる人のブログやメルマガが面白いと感じる理由は、単に文章が面白おかしいのではなく、実は「お客さんの悩み・望み・疑問・勘違い」を普段から集めているから、あるいはそういう意識でいるからなのです。
まとめると、売れないプロというのは、自分が「やってきたこと」にプライドを持っている人。
対して売れるプロは「お客さんの期待に応え、喜んでもらえること」にプライドを持っている人・・・という違いがあるんですね。
もし、ここがちゃんとできれば、あれこれ集客ツールに手を出さなくても、ちゃんと集客できます。
私が過去にお手伝いしてきたクライアントさんの中には、アメブロだけで10本以上の高額契約を獲った人もいるくらいです。
というわけで、ぜひ、あなたのできることが「できない」人の悩み・望み・勘違い・疑問・・・に、想いを巡らせてみましょう。
それがきっと成果を出す一番の近道です!
メールマガジンのご紹介
独立起業に向けたコンセプトのつくり方、ブランディングの方法、売れ続けるしくみを実践しながら学びたい方は、ぜひ無料メールマガジンを読んでみてください!