会社員時代の経験やキャリアを生かして独立した人、資格を取って起業した人。
新しいスタートを切ったものの、2~3年たっても順調にお客さんが増えていかない…申し込みが来ない…「どうしたら集客できるのだろうか?」と悩んでいませんか。
実は、皆さんが考えている「集客方法」は、そのほとんどが順番を間違えていることが多いのです。
いくら集客のための手を打っても、まるで目の粗いザルのように見込み顧客を逃してしまう…という状況に陥っている人が本当にたくさんいます。
この記事では、そんな事態から抜け出すための唯一の方法を教えるとともに、それができて初めて効果を発揮する集客方法について分かりやすくまとめました。
目次
集客できない時に、集客の方法をいくら学んでもダメ
私のところに相談に来られる、独立・起業後2~3年で行き詰まって悩んでいる人に話を聞いてみると、ほとんどの方が
「なかなか集客がうまくいかないので、集客のセミナーに参加した」
「集客コンサルタントや起業コンサルタントに相談した」
とおっしゃいます。
そういったセミナーやコンサルタントは、WEB上やリアルでどうやって集客するかという「方法」にはとても詳しいため、教えてくれるのはテクニックや手順が中心になります。
しかし、それでも申し込みがいっこうに増えないのは、実は集客方法が悪いのではなく、その人のコンセプトや商品/サービスが魅力的なものになっていないからです。
私がいつも皆さんにお伝えしているのは、「コンセプトを決めて、商品やサービスを作って、それを欲しい人に届ける」ということ。
一番最初にやるべきはそこ(コンセプトづくり)であって、集客はその後に行うべきなのですが、逆になっている人のなんと多いことかと、もったいない気持ちでいっぱいになります。
「コンセプトの作り方」に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にして下さい。
個人ビジネス独立・起業向け【WEB】での集客方法
他の人にはできない自分だけの強みを生かしたコンセプト/商品やサービスができあがった!
そこではじめて、さまざまな集客方法が生きてきます。
オンライン上で完結するサービスや商品の販売、会場やお客様の会社・自宅などへ出向いて行うビジネスであれば、WEB(インターネット)を通じて広く全国に発信することができます。
そこで、次にWEBでの集客方法にはどのようなものがあり、何からやるのが効果的かを紹介します。
サイト・ブログでの発信
自身のサイトやブログを持っておけば、サービスや商品の紹介、問合せから購入までをワンストップで行うことができます。
ブログはあなたのサービスで伝えたいこと(ノウハウ)がストックされていくので、同じ内容を発信するなら真っ先に選びたい手段です。
大企業であれば専用のシステムを使用したEC(販売)サイトやメディアを構築できますが、個人の場合、最初はアメブロなどの無料ブログでも構いません。
商品サービスなどのコンテンツができたら、ワードプレスなどを利用した独自ドメインのサイト・ブログを作るところまでいけば申し分ないでしょう。
そして、記事を読んだ人が「これは役立つ」と感じて、メールマガジンにも登録してもらうことを目指しましょう。
SNSでの発信
あなたのサイトやブログを訪問してもらうためのもう1つの方法は、SNSでの発信です。
SNSの役割は、サイトやブログへ訪れてもらうための導線を作り、申し込みや問い合わせにつなげることです。
SNSとは
「SNS」とは、ここではFacebook(フェイスブック)・Twitter(ツイッター)・Instagram(インスタグラム)・LINE(ライン)などを指します。
SNSでは、有益な情報・あなたのサービスの良い点・人となりなどを発信し、ユーザーの認知を獲得するのがまず大切。
そして、
- SNSとブログを連携
- ストックした記事を読んでもらう
- メールマガジンを申し込んでもらう
という流れがオンライン集客では必須です。
SNSは何をやればよいか
各SNSは、それぞれ特徴やユーザー層が違いますので、自分のサービスや商品に合ったSNSを選ぶことが重要です。
以下にSNSごとの特徴と適したサービス例をあげてみます。
- アメブロなどの無料ブログ=女性ユーザーが多め。コーチングやカウンセリング、セラピー、占いなど女性向けのサービス向け。
- フェイスブック=法人から個人まで広くカバーでき、男性ユーザーも多い。ターゲット向けの広告も出せる。
- ツイッター=ユーザー数は多いが、1回に投稿できる文字数が140文字と少なく、すぐに投稿が流れていくため、ストック効果が薄い。サイトやブログへの導線として考えるべき。
- インスタグラム=スタイリスト、ネイリスト、ハンドメイドなど、商品が目に見える仕事向け。サロンや教室の風景を投稿するのもおすすめ。
LINE(ライン)は、一般的には知り合い同士の連絡手段という認識の人が多いと思いますが、ビジネス版であるLINE@(ラインアット※2019年現在の呼称)は、SNSとメルマガの中間といったイメージ。
チャットで個別にやりとりしたり、無料相談などのきめ細かいサービスが可能なため、申し込み前の信頼度をアップさせる効果が高い方法といえます。
メールマガジン
高額な商品やサービスでは、即決で購入にいたることは少ないでしょう。
しかし関心はある…というユーザー向けに、こちらから何回も情報を届けられる方法が「メールマガジン」です。
また、あなたの用意した「体験コンサルティング」「カウンセリング」「セミナー」などのフロントエンド(初めての人向け)サービスへ、申し込みをただ待つのではなくこちらから招待できるのがメールマガジンのメリット。
私のこれまでの経験上、上記をメールマガジンで募集した場合、同じ内容をブログで告知したのと比べても圧倒的に反応が高く、人によっては10倍以上ということも珍しくありません。
メールマガジンを購読してくれる時点で、その人はあなたのファンになってくれているということ。
だからそこまでの差が出るのですね。
ステップメール
「ステップメール」もメールマガジンの一種といえますが、「メールマガジンへ登録してもらうための特典」という役割があるのが大きな特徴です。
また、ステップメールの内容は、あなたのコンセプト(商品/サービス)についての価値を提供しつつ、申し込み後のメリットや良い変化をイメージしてもらえるような内容にするのが大切です。
フェイスブック広告
フェイスブックでは、年齢・性別・職業など、ターゲットを細かく設定して広告を出すことができます。
広告を見て、どのようなユーザーが興味を持ち、メールマガジンの登録ページを見たり、実際に登録したのかを分析することで、今後の有力な指標となります。
フェイスブック広告は一般的なWEB広告と比べ少額から広告配信できることや、停止・再開が簡単に行えるのがメリットです。
独立・起業後の集客方法はどれからやるべき?
「集客方法はどれからやるか」
大前提として、「コンセプトが定まっていなければ、どの方法をやってもダメ」なのですが…。
しっかりしたコンセプトを決めるには、それなりの時間もかかります。
つまり、”コンセプトづくり”と上記の”集客基盤づくり”を並行して進めていくのが理想的ということです。
SNSやサイト(ホームぺージ・ブログ)は、周知されるのに時間がかかるもの。
サイトやブログは上位表示までに半年以上待つのが普通ですし、広告はターゲット選定や検証改善に手間がかかり、複数のSNS運営にも毎日それなりの時間が必要です。
それぞれに時間を注ぎすぎると本来の仕事を圧迫しかねないため、現実には、時間と費用のバランスを考えながらその時期に効果的なものを組み合わせて行うことになります。
中でも最初に始めるべきは、やはり「サイト・ブログでの発信」と、「SNSでの発信」この2つでしょう。
SNSやブログでの発信はコツコツと進めていこう
SNSで認知度が上がるには、早い人で数か月、長ければ2~3年以上かかることも珍しくありません。
独立・起業を考え始めた時点で、アカウントの開設方法を調べておいたり、可能であればすぐに開始してコツコツと発信を続けていけば、いざ準備が整って本格的にビジネスの発信を始めたときにある程度の基盤ができていることになります。
また、コツコツ発信することが大切と頭で分かっていても、根気が続かない…という人は非常に多いのですが、難しく考えすぎず、最初はニュースの感想や書評・プライベートの出来事でも構いません。
とにかくSNSで発信する習慣をつけるのが大切です。
そして、「あの人の発信はおもしろい」と思ってもらえる状況を作っていきましょう。
それと並行して、コンセプトが決まってきたら、商品サービス内容の発信に絞っていくのがベストな順番です。
「ブログを作りたいが、ヘッダーが決まらない」
「ブログに何を書いていいのか…」
という人は、まだコンセプトが固まっていない、ぶれている…というのが原因です。
まとめ
この記事では、「集客」のための塾や高額なコンサルタントに申し込む前に、ぜひおさえておいてほしいのは「コンセプト作り」であることをお伝えしました。
(コンセプト作りの詳しい方法は、「あなたの独立&起業をラクラク軌道に乗せ
また、しっかりとしたコンセプトができたら、それをどう発信するべきかも解説しました。
必ず「SNSでのこまめな発信」で基盤づくりをしながら「コンセプト商品をしっかり作る」ことを並行させて進めていきましょう!
書籍の紹介
今回取り上げた、集客にとりかかる前に必ずやっておくべき「コンセプトの作り方」は、書籍で詳しく解説しています。
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