コンセプト

【独立・起業】のコンセプトづくりに必要なもの

前回の記事で、「独立したい人・起業したい人は必ず「コンセプト」を作ってほしいと力説しました。

 

→前回の記事【10分で分かる!独立・起業に絶対に必要な「コンセプト」の基本】

 

「コンセプトって何?」という問いには、

 

 

  • まだ知られていないモノ・コト・ヒトについて、それが何で誰に何をしてくれるのか、20秒以内でパッと思い描けるフレーズ
  • 「望みをかなえてくれそうだ」「今までになかった」と感じてもらえる内容
  • あなたのやれることや強みを100%発揮して誰かを助けられる内容

 

 

が「コンセプト」である…という解説もしました。

 

今回は、実際にあなただけのコンセプトを作っていく準備を始めます。

 

成功するコンセプト作りには何が必要なのか、順にみていきましょう。

 

まず「4つの要素」を用意しましょう

 

コンセプトを考えるにあたり、私が20年以上の広告会社勤務から現在にいたるまで必ず使っている「コンセプトの型を紹介します。

 

その型とは、次の4つの要素を20秒で伝える文章であることが基本。

 

【コンセプトの4要素】

 

 

  • どんな人のどんな悩みに?(顧客層)
  • どんな売りで?(USP=Unique Selling Proposition)
  • どんなよいことになる?(ベネフィット)
  • どんな肩書やサービス?

 

 

上記の4つをそれぞれワンフレーズで言い表せるようにして、1文にまとめると次のようなコンセプトができあがります。

 

「自分に自信のない人に、コーチングと褒め習慣で、自己肯定感を最大にする褒め方の達人」

「NLPと傾聴でワンランク上のコミュニケーションになる聞き方の達人」

「複雑なビジネスモデルでも1分で伝わる図解チャート・プレゼンテーションコンサルタント」

 

コンセプトは短く伝われば伝わるほどよいので、もし2.の「売り」と、4.の「肩書き」がほぼ一緒、というケースでは省略してもかまいません。

 

さらに、上記のコンセプトを自分のホームページやブログのタイトルに使ったり、メインサービスとして名刺にのせる場合は、もっとギリギリまで短くします。

 

20秒コンセプト文を極限までそぎ落し、どこを残すのか…?

 

それはずばり「どんなよいことになる?」という部分です。

 

手段や説明を考える間もなく、一瞬で「あ、いい!」と思ってもらえる

 

こんな文章を私は「一言コンセプト」と呼んでいます。

 

上記の20秒コンセプトを一言コンセプトにしたものを紹介しましょう。

 

「自己肯定感を最大にする褒め方コーチング」

「ワンランク上のコミュニケーションになる聞き方プログラム」

 

などです。

 

これなら、もし自己肯定感が低いことをなんとかしたい人が見たとすれば、瞬間的に「自己肯定感が最大になるのか…それはいい!」と感じますよね。

 

ここまで到達するには、徹底的に自分の持っている強みを洗い出し、コトバを練り、絞り込む必要があります。

 

簡単ではありませんが、取り組むだけの大きな値打ちのある作業です。

 

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コンセプト作りに便利!「キーワードブリッジ法」

自分だけの経験や実績をもとに、一目見て「あ、いい!」と感じてもらえるコンセプト。

 

それを作るため、私はいつも次のような手順をお教えしています。

 

1.自分のビジネスのメインテーマを決める

メインのサービスは何かを一言で言い表します。

「個人のブランディングをサポートする」などがそれにあたります。

2.顧客のメリットを表すような単語を集める

自分のサービスで顧客が得られるものは何か

「セルフイメージUP」「自己演出」「才能見える化」「一流プレゼンテーション」など、浮かんだコトバを列挙していきます。

 

3.サービス形態を表すような単語を集める

「メソッド」「プロデュース」「コーチング」「プログラム」など、自分が行うサービス形態に合いそうな名詞をリストアップします。

4.あとは上記を組み合わせるだけ!

最後に上記を組み合わせて文章を作っていきます。

 

「自己演出」+「プログラム」で「自己演出プログラム」とするだけでなく、顧客にとってのメリット、よいイメージがわくコトバを加えて「一流スター自己演出プログラム」などにするとより魅力的になります。

 

何事も、ラベルが興味深いからこそ中身を見たくなるのが人間の心理。

 

ポイントは、どんなときでも順番は

「文頭に魅力的なコトバ」→「次に具体的なサービス」

にすることです。

 

これを意識する習慣が身につくと、コンセプト作りがぐんとやりやすくなりますので、ぜひ覚えておいて下さいね。

独立・起業に資格取得はどこまで必要?

ところで、「独立起業の前に必要なもの」と言われると、「なにか資格を取らなければいけないのでは?」と思いますよね。

 

たしかに、士業全般や医療系など業種によっては国家資格を取得していないと開業できないものもありますが、開業に必須ではなくとも独立起業に結びつきそうな資格は日本に1000以上もあります。

 

(例)

 

  • コーチング
  • コンサルティング
  • セラピー
  • インテリアプランナー
  • 食生活アドバイザー
  • ネイリスト など

 

しかし、これらの認定資格を取り、さあ独立…というのはちょっと待って!

 

それだけでは99%うまくいきません!

 

なぜなら、あなたが取った資格には、先行者や同業者がすでにたくさんいます。

 

その枠組みの中では激しい競争があり、あなたでも他の人でもよいことをそのままやっていては選び続けてもらえないと予想がつきますよね。

 

ではどうしたらいいでしょう?

 

ここで、「あなた独自のコンセプト」が必要になってきます。

 

資格を取ったら、あなたのこれまでの経験と融合させたコンセプトになるまで創意工夫して、お客さんに「この人しかいない」と思ってもらえるようになりましょう。

 

ポイントは次の4つです。

 

  • バックグラウンド(職業や趣味など、これまで続けてきたこと)の実績・経験
  • 周りがなかなか真似できないくらいの知識量やアイデア
  • 並外れた継続期間
  • リスク(ビジネス化するための雇用や投資含む)を取ること

 

具体的にいうと、

 

「マラソン経験者によるランニング指導」

はよくありそうですが、

「20年以上の体づくりトレーニングに基づいたランニング指導」

なら、効果が期待できそう、やってみたい!と感じませんか。

 

同じ資格を取るにしても、「この人しかいない」という価値に結びつく要素を意識しておくこと。

 

それが資格取得後もうまくビジネスにしていくコツです。

まとめ

今回は、独立起業に欠かせない「コンセプト」作りにあたって、何を準備すればいいのか、考えるときの基本の型や進め方を紹介しました。

 

次回からは、さらに詳しく、あなたの「売り」「強み」を見つけ出す方法と、どうコンセプト作りに生かすのかを解説していきます!

 

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