コーチ・コンサルタント・カウンセラー・セラピストなど、個人向けの対人支援ビジネスで独立起業している皆さん。
商品サービスづくりや改善、集客のための発信や企画など、アイデアをどんどん出していきたいのに、「最近、イマイチやる気が出ない」「何をやって良いかわからない」ということはありませんか?
今回は、いつも忙しい人ほど陥りがちな「ガス欠」状態はなぜ起こるのか、それを防いでいつも新鮮な気持ちで仕事のアイデアをドンドン出す方法を解説します。
最近なぜかやる気が出ない、アイデアが出ない…その理由は
個人起業家として活動している皆さんは、普段、どのくらい忙しく仕事をしていますか?
会社員と違って収入が不安定なので、どうしても仕事をたくさん引き受けてしまいますよね。休みの日も仕事ばかり…という人も多いかもしれません。
またビジネスを構築していくには、クライアントワークだけでなく新しい商品サービスの企画や集客のためのセミナーやセッションのプランニング、日々のSNSやメルマガ発信などの「つくりもの」にかける時間が不可欠で、つくってもつくっても次々とやることが生まれてくるものです。
私もこの半年間ほどは集中的にアウトプットしてきたので、振り返ってみると
「よく、ここまでつくったな~」
と我ながら感慨深いです(笑)。
しかし、そうやって振り返るだけなら良いのですが、そこでふと気が抜けてしまうことも実は少なくありません。
- 「なんか最近、何をやって良いかわからない…」
- 「どうもモチベーションが上がらない…」
- 「アイデアがまったく浮かばない…!」
大きなプレッシャーのかかる仕事を終えた後はとくにそんな気持ちになりがちです。
他ならぬ私自身、過去にたくさんこのような経験をしてきて、そして自分なりに色々工夫をしてきました。
皆さんは、一生懸命頑張ってきたあとでこんなエアポケットに落ちてしまうのはなぜだかわかりますか?
これは実はすごく単純なのですが……理由は「インプットが不足していること」なんです。
- ブログを書く
- ステップメールをつくる
- LPをつくる
- セミナーを開催
……とやっている時は、あなたの知識や経験を一気にアウトプットしているときですよね?
でも、それをずーっと続けていたら、あなたの中にあるものがだんだん枯渇していくのは当然ですよね。
つまり、「やる気が出ない」のではなく「自分の中に何もないから出せない」という可能性が高いんです。
であれば、やるべきは必死でアウトプットしようと苦労することではなく、新しくインプットに取り組むことになりますね。
インプットする元気もないなら、やるべきことはただ1つ
「よし、じゃあインプットを頑張ろう!」
と思っても、いまひとつ気持ちが切り替わらないこともあります。
- 本を探すのも読むのも面倒。
- 調べ物をするのも億劫。
- セミナーに参加するモチベーションも出てこない……
「おかしいな」
「私、どうなってるの?」
と戸惑ってしまうかもしれませんが、その理由はものすごく単純。
要は「脳が疲れている」ということなんです。
疲れには、体の疲れだけでなく「頭の疲れ」もあります。
さまざまな活動の中で、知的なアウトプットは脳のエネルギーをもっとも使います。
そして、アウトプットによって脳が疲れてしまうと、インプットもできなくなってしまうんですね。
それなら、脳が疲れて何もできない時はどうすればいいのでしょうか?
実は、こういうときが、本当に「休むとき」なんです。
休むといっても、ただ流されて今日は何もできなかった……というのではなくて、あえて積極的に、戦略的に休みましょう。
ノートパソコンは自宅に置いてどこか旅行にでも行き、森の自然に触れたり、美味しい空気を吸ったり、星空を眺めたりして「何も考えない時間」をつくるのがポイントです。
休むことの真の目的は?
「休むのがいいのは分かったけど、なぜそれだけでアイデアが出せるようになるの?」
と思った人もいるかもしれませんね。
休むことの一番の目的は、頭の中に「インプットできるだけのスペースをつくること」です。
多くの人は、アウトプット(頑張り時)に向けた準備として、しっかりインプットしなきゃ!という意識でいると思います。
しかし、インプットにも準備がいることには、意外とみんな気が付いていないのではないでしょうか。
インプットするには、インプットのための意識的なスペースづくりが必要なんです。
脳が疲れてしまって何も入らない状態の時にさらにインプットを詰め込むのではなく、まず休んでスペースを作るところから始めましょう。
次の山を登るためには、
- スペースをつくる
- インプットする
- アウトプットする
というリズムを体で覚えること。
そして「あえて休む勇気」を持つことです。
このサイクルを回しながら一定のペースを保つことこそ、最速最短で成果を出す最高のセルフマネジメントなのです。
以前にも書きましたが「前半飛ばしすぎて息切れする」とか「衝動的な仕事の仕方で不安定」というのが一番ダメです。
サッカーの本田選手も言ってましたが、超一流は常にペースが一定なんですね。
というわけで、休むタイミングを自分で見つけることは、個人起業家にとって非常に大切です。
ここぞというときはスパッと割り切って実行に移さないと、ズルズルと非効率なやり方のまま、成果がジリジリ落ちていきます。
「アウトプットが続いてやる気が出なくなったら、戦略的にあえて休む」
アイデアの出し方として、ぜひ覚えておいて下さいね!
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