コーチ・コンサルタント・セラピスト・カウンセラーなど対人支援の分野で個人起業・独立している皆さん。
ビジネスは順調に伸びていますか?
今回は、ある程度クライアントもいてビジネスが回っているけれども、どうもしんどい、忙しいわりに収益が上がらない…と悩んでいる中級者向けに、
- 高額メニューがしっかり売れて
- クライアント対応のストレスがなくなり
- 自分の持つ価値を最高の状態で提供できて
- 収益も爆上がりする
そんなターゲティング戦略の極意をお伝えします。
コツはたった1つです。ぜひ読んでみてくださいね。
目次
収益が伸びない人に共通の「ある悩み」とは?
個人起業した方から私のところによく持ち込まれるのが、こんな相談です。
「メニューがとっちらかってしまい、なかなか次のステージに上がれません…」
具体的にいうと、
- 商品メニューがどんどん増えてしまい、どれをおすすめしていいのか分からない
- 低額のメニューや単発のサービスがうまくまとまらない
- 色々役立ちそうな資格を取ったものの、自分の商品への活かしかたが分からない
など、クライアントとのやりとりや事務作業は多く発生するわりにあまり儲からず、対応に追われている…私はそんな状態を「とっちらかっている」と呼んでいます。
なんでもかんでも取り入れてしまうと…!?
私から見ると、「とっちらかる理由」というのはすぐに分かります。
メニューがまとまらず収益も上がらないとき、私のビジネス講座でいつもお伝えしている原因は次の2つです。
- 高額商品の作り方が分からない
- 低額メニューの統合のやり方を知らない
お客さんが「この内容なら!」と申し込んでくれる高額商品の作り方が分からない、想像もできない、聞いても実践できない…となれば、この先あなたのビジネスは1000%!伸び悩むでしょう。
でも、実は、高額商品の作り方は私のクラスで学んだ人はみんなできるようになっていますし、「習えばできる」ものなんです。
また、どんなに低額のメニューが散らかっていてもそれを統合する方法や考え方もちゃんとあり、私もたくさんの人にお教えしています。
でも、今回お伝えするのはそれよりも深掘りした話です。
実は、原因は意外なところにあるんですね。
「どんどんメニューや商品がとっちらかってしまう」という症状が出ている人たちは、たいていこの部分が共通しています。
それは何かと言いますと…。
お客さんから「こういう内容がいい!」「こんなことはできないの?」とリクエストされて、その期待に応えようとメニューを追加していったら、いつの間にか商品が広がり過ぎてしまった…というもの。
あるいは、新しくスキルを学ぶたびにメニューに取り入れていったらどんどん増えて、お客さんも何を選べばいいのか分からないし、自分でもどれをどうおすすめすればいいか混乱してしまう…というものです。
心当たりはありませんか(笑)?
ターゲット戦略に欠かせないのは「○○○○ことを決める」これだけ!
では、「クライアントのリクエストに応じすぎる」「習ったことを全部メニューに詰め込む」この2つでメニューがとっちらかるのを解消するたった1つの方法とは、いったい何なのでしょうか?
それはズバリ、
「やらないことを決める」!
これだけなんです。
ビジネスを成長させるには、「戦略」という概念が欠かせないのですが、戦略という言葉は、戦いを「略す」と書きますよね。略す、つまり不要なことはやらないからこそ成功できるというわけです。
あなたも成功したかったら、
- 私はこういう仕事はやらない
- 私はこういう人はお客さんにしない
ということを「決める」のが大切なんです。
「やらないこと」を決めてみたら…こうなった!
「やらないことを決める」とはどういうことか。私の体験談で具体的に説明しますね。
私は一時期、セラピーやカウンセリング領域も自分のプログラムに取り入れようとしたことがありました。
それなりに投資して学んだし、無料セッションまで実施して効果検証をしてみました。
なぜそこまでやろうとしたのかというと、実はお客さんから、
「芳月さんは、セラピーやカウンセリングだって、絶対にできる!」
「そっちでも需要はあると思うよ」
と言われたからなんです。
それなら、今の起業家支援にプラスすることで差別化になるかも?と思って、学んで取り入れてみたのです。
でも結局、本来の領域である「ビジネスを教える」と両立ができず、せっかくお客さんにすすめてもらったのですが、断念してしまいました。
そのときは、
「ああ、ビジネスチャンスを逃してしまったかな…」
「あきらめなければもっと成長できたかも」
という気持ちもよぎりました。
ところが、その後です。
それまでと比べて、クライアント対応がすご~くラクになりました。
なぜかというと、自分の中で
「私はセラピストじゃない」
「私はビジネスをやる以前のメンタル問題は扱わない」
というスタンスが明確になったからです。
もちろん、起業を軌道に乗せようと模索するとき、どうしてもメンタル的な問題や、なかには幼少期のトラウマや家系的な問題まで浮上してくる時もあります。
でも、それを扱うのはセラピストやカウンセラーの仕事であって、私がやることじゃない。
その人にとって必要なときは、私ではなく専門家のケアをおすすめするようにしました。
だから、自分の中でもお客さんにとっても、いま何をやるべきなのかがハッキリと割り切れるし、やろうと思えばできるかもしれないけど「やらない」と決めたことで、
- 私のターゲットは誰で
- 私の提供することは何で、
- 私がお客さんに与えるベネフィットは何なのか
が、過去最高にハッキリしたんですね。
おわりに
「やらないこと」を決めれば、コンセプトがすごく明確になるし、私の仕事はコレ!とハッキリするから、クライアント対応もすごくやりやすくなります。
コンセプトと実際にやっていることがどうもしっくり来ない、どんどんメニューが増えて散らかっていく・・・という人は、ぜひ、2022年の間に「やらないこと」を決めてください。
一度「やらない」と決めたら、頼まれても断りましょう(笑)!
自分がお付き合いしたくないクライアントだったら、堂々と断ってもいいんです。
というわけで、しっかりとメインになる高額商品を売って稼ぐには、雑多なメニューやリクエストは「やらない」と決める…つまり、「No!」といえる勇気を持とうというのが、今回お伝えした「ターゲティング戦略」の本質でした。
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