ブランディング

個人起業家のパーソナルブランディング事例6選~「自分のボトルネック」を見つけよう!

コーチ・コンサルタント・カウンセラー・セラピストなど個人向けの対人支援ビジネスで独立起業をしている、あるいはこれからしようと考えている皆さん。

「同業の人で、ブランディングがうまくいって急に伸びた人がいるんです。私も同じことをしたらいいんでしょうか…?」

私のクラスの受講生さんから、ときどきこんなことを聞かれることがあります。誰かのブレイクをきっかけに、自分も何か手を打たなければと焦る・・・。でも実際、他人の成功例同じことをやっても、うまくいくとは限りません。

なぜなら、伸びた人の「突破口」が、今のあなたの「ボトルネック」と同じとは限らないからです。商品プログラムの問題なのか、ターゲットがズレているのか、価格なのか…、人によって詰まっている場所は違うので、当然、突破口も違ってきます。

そこで今回は、実際にパーソナルブランディングで成果を出した6名の受講生事例を、突破口となったポイントごとに解説していきます。

「これさえやれば必ずうまくいく」という万能の正解はありませんが、まずは実際に成功した人のパターンをご自分のビジネスと照らし合わせてみると「この人のパターンに近い」というヒントが見えてくるはずです。

そもそもパーソナルブランディングとは

パーソナルブランディングとは、「○○といえば、あなた」と指名される状態を作ること。同業者がたくさんいる中で「あなたに頼みたい」と見込み客から選ばれる仕組みを構築することです。

そして、個人起業家のパーソナルブランディングで絶対に欠かせないのが、次の3本柱です。

  • プロフィール:自分が何者で、どんな専門性を持って、なぜその仕事をしているのか
  • コンセプト:「○○といえば、あなた」を成立させる独自の定義語
  • 商品プログラム:あなたの経験とスキルから生み出した独自の解決方法を、ターゲットが実践できるステップに体系化したもの

この3本柱が、全員に共通するブランディングの「土台」です。しかし、そこから先は人それぞれの切り口で仕組み化していくことになります。

どうやって仕組み化を成功させたのか、実際の事例を見ていきましょう。

個人起業家のパーソナルブランディング成功事例6選

①起業の「基本の型」を一から学び直し、適性価格で売れ始めたカウンセラー

ホームページ経由で1〜2万円の低単価カウンセリングを提供していたカウンセラーさんの話です。

マーケティングを体系的に学んだことがなく、コロナで売上が激減して行き詰まってしまい、「10万円のカウンセリングなんてぼったくり」という強い思い込みもありました。

彼がここで取り組んだのは、この機にもう一度、ビジネスを一から学び直すこと。商品価格、集客導線などの基本を積み上げる中で、「きちんと高額にしないと結局成り立たない」「高額はぼったくりではなく、単発でセッションをするより、そのクライアントを深く理解して、継続的にサポートするには、むしろ必要不可欠なこと」という理解を、体で掴みました。高い金額というのは、「これだけ払ったんだから頑張らなきゃ!」と退路を断った本気の気持ちが生まれ、それがクライアント自身の変化につながるんですね。

この理解が腑に落ちると、高額への抵抗が消えました。受講2ヶ月で30万のプログラムを2名契約、その後は月商200万弱まで到達しています。起業経験が浅い人ほど、我流で走る前に、基本のビジネスの考え方を身につけること。パーソナルブランディングの登竜門ともいえる事例です。

②スキルの役立て方を変えてブレイク!元国際線CAの婚活コンサルタント

国際線CAをしていた当時はまだ副業だった方の事例です。

英語がペラペラだったので、当初は英語コーチングでやっていこうとInstagramを頑張っていました。

ただ英語というのは、英会話スクール・学習アプリ・TOEIC/TOEFL対策など、強力なライバルが山ほどいて、よほど差別化されていないとなかなか売りづらい領域なんですね。

そこで、単純な英語のスキルではなく別の強みを打ち出すことに。国際線CAの面接で培ったプレゼン能力に加え、エリート外国人と結婚した経験も彼女ならではの体験でした。「気になる男性にアピールしたい婚活女性」に向けたプログラムへ、思い切って切り替えたのです。

結果、開始2ヶ月で婚活サポートの高額契約が決まり、3ヶ月後に婚活講座をスタート。持っているスキル自体は変えず「ターゲット」を変えただけで、スキル・経験のすべてが活きるように変わった事例です。

③長年のスキルを解放、養成講座へシフトチェンジした親子教室の専門家

25年で2,000人の子供たちを育成してきた親子教室の先生の事例です。

長年、親子教室を運営し、たくさんの幼児教育ノウハウを持っていても、自分が関われる親子はせいぜい約10組程度。「もっとたくさんの親子を笑顔にするにはどうすればいいか」が、ずっと心に引っかかっていました。

そこで出した答えが、自分が教室を続けるのではなく、先生を育てる方にシフトすることでした。ターゲットを「ママと子供」から「親子教室をやりたい人」に変えたわけです。持っているお遊戯のやり方や教室運営のノウハウを養成講座のカリキュラムに変換し、初出版のタイミングも重なって一気に売れました。

今では毎月の募集をかけなくても勝手に高額契約が入る状態で、300人規模の集客も毎回2週間で満席になるほどの盛況です。自分の使命を実現する方法を「教室先生」から「先生育成の専門家」に変えた、ポジション転換の好例です。

④プロフィールに「なぜ」を埋め込んだ女性性スピリチュアルの専門家

つづいては「女性性の悩み」とスピリチュアルを掛け合わせた対人支援プログラムを提供していた方の事例です。

当時はまだ小さな市場で、これをどう表現していいかが分からず、一番、悩んでいたことは、自分のやっていることを、どうやって言葉にすれば良いのかわからないことでした。

そこでまず取り組んだのは、プロフィールを徹底的に深掘りすること。「なぜ今の仕事を始めたのか」を丁寧に思い出し、それをストーリーに変え、プロフィールに詰め込みました。商品プログラムも、その後にもちろんしっかり進めたのですが、実は彼女の場合、最初の突破口はつくったプロフィールから始まりました。

このプロフィールを見たラジオ局から連絡が入り、そのラジオ経由で体験セッションに予約が入るようになり、高額契約が次々と決まり始めました。商品をどう言語化していいか分からないときは、まずプロフィールから見直すという鉄則を体現した事例です。

⑤自分の言葉遣いに合うターゲットへ路線変更したクリスタルマスター

20年以上のキャリアを持つベテランのクリスタルマスターの事例です。

長年やっているうちに、使う言葉が専門用語と難解な言い回しだらけになっていました。一方でターゲットは一般の主婦層だったため、SNSやブログで発信しても、難しいメッセージがうまく伝わらない状態が続いていました。

ここで、普通なら「ターゲットに合わせて言葉を簡単にする」のが定石なのですが、この方の場合は逆でした。目指す世界観や、どんな人をどんな場面で支援したいのかをじっくりと考えた結果、持っている格調高い言葉遣いはそのままに、届ける相手のほうを「経営者層」に切り替えたのです。

そして、これがピタリとハマり、同じプログラムでも、伝える相手を変えるだけで客単価も反応も激変。3ヶ月で14名のクライアントを獲得し、約600万の売上を達成しています。伝え方を変えるのではなく、伝わる相手を変えるという発想でうまく行った事例です。

⑥価格戦略と商品パッケージの見直しで既存顧客の依頼も増加した心理セラピスト

最後は、価格戦略でうまくいった事例です。海外でセラピースキルを身につけた本格派の心理セラピストの方ですが、単発2万円のセッションでやっていて、なかなか経営が安定しない状態でした。

そこで、思い切って高額のパッケージプログラムに変えたところ、新規ではなく既存のクライアントが次々と申し込んできました。セッションの効果はもともと出ていましたが、継続にすることで、セッションの合間でのチャット相談などもできるようになったことから、それまでのクライアント達が「それなら、ぜひまとめて申し込みたい」と動いてくれたのです。

断続的に2万円をもらうより、まとめて50万円のパッケージとして受け取るほうがキャッシュフローも安定します。このように、商品のパッケージと価格設定を変えるだけで、ビジネスがガラリと変わった事例です。

6人の事例から見えてくる「突破口の地図」

さて、この3つの成功事例を並べてみるとどうでしょう?突破口が人それぞれ全く違うことが分かりますね。

事例突破口となったポイント
① カウンセラー起業の基本の型を一から学び直す(土台を固める)
② 元CAの婚活コンサルスキルの役立て方(USPの切り口)を変える
③ 親子教室の専門家ポジションを「実施」から「養成」へ転換
④ 女性性スピリチュアルプロフィールに「なぜ」を埋め込む
⑤ クリスタルマスター自分の言葉遣いに合うターゲットへ入れ替える
⑥ 心理セラピスト商品パッケージの単位(価格戦略)を見直す

一方で共通しているのは、ビジネスの基本を体系的に固め直したうえで、それぞれのボトルネックに合わせて突破口を開いたということ。

土台の3本柱(プロフィール・コンセプト・商品プログラム)までは必ず誰でも固めなければならないが、そこから先は人によってうまくいっている部分と詰まっている部分が違うので、ボトルネックを見極める力が必要になってきます。

あなたは「自分はこのパターンかも」と感じた事例はあったでしょうか?

もし、1人では分らない・自身がない…という場合は、セミナーや起業塾で学ぶのも効果的です。

自分のボトルネックを見立てる3つの問い

「自分の場合、どこが一番詰まっているんだろう…」と感じている方も多いかもしれませんが、大丈夫です。まずは下記の3つの問いを、ノートに書き出してみてください。

  1. 自分のビジネスで、一番詰まっている場所はどこか?(マインド/基本の型/スキルの役立て方/ポジション/プロフィール/ターゲット/パッケージ──のどこか)
  2. 持っているスキルを、別の悩みに使ったらどうなるか?(②の事例のように、役立て方を変えるだけで価値が変わる余地はないか)
  3. 単発や低額のメニューを、高額プログラムとしてまとめられないか?(⑥の事例のように、パッケージの単位を変えることで価値を跳ね上げられないか)

この問いに答えを書き出すだけで、「次に手をつけるべき場所」がクリアに見えてきます。

よくある質問


事例を読んだあと、最初に何から始めればいいですか?

まずは記事内の「自分のボトルネックを見立てる3つの問い」を、ノートに書き出してみてください。マインド・基本の型・スキルの役立て方・ポジション・プロフィール・ターゲット・パッケージのうち、どこが一番詰まっているかをハッキリさせるところからが出発点です。

頭の中だけで考えるのではなく、必ず手を動かして書き出すこと。曖昧な言葉のままでは、AIにも見込み客にも伝わるブランディングは組み立てられません。


これまでのブランディングを、途中で大きく変えても大丈夫ですか?

いきなり経営者相手からアスリートへ!といった転換だと、コンセプトがブレてしまいますが、記事内の②元CAの婚活コンサル、③親子教室の専門家、⑤クリスタルマスターの事例のように、一番のスキルを別の角度から組み立て直して成果につなげたケースは少なくありません。

ポイントは、これまで積み上げてきたスキルや経験を捨てるのではなく、「役立て方」「届け方」「届ける相手」を変えること。土台を活かしたまま角度を変えれば、同じスキルでも別の市場で大きな価値を発揮できます。


単価を上げるのが怖いです。どう考えればいいですか?

記事の①カウンセラーさんの事例にもあるとおり、低単価から高単価への壁は「ぼったくりではないか」というマインドの問題が大きいです。しかし、本当に困っているクライアントにとっては、高額のほうがむしろ成果が出やすくなります。「これだけ払ったんだから何とかしなきゃ」という本気度が変化につながるからです。

怖くなるのは自然なことですが、それは「マインド」のボトルネックである可能性が高いサイン。基本の型から学び直すことで、自然に乗り越えられる壁です。


パーソナルブランディングはボトルネックの見立てから動き出す

パーソナルブランディングは、3本柱を整えれば全員が同じやり方で成果を出せるものではありません。人それぞれ「ボトルネック」が違う以上、対処の仕方も人それぞれです。

逆にいえば、自分のボトルネックがわかれば、今回ご紹介した6名の方々のように、一気に景色が変わる可能性もあるということ。基本の型を学ぶ、USPを切り替える、ポジションを変える、プロフィールに「なぜ」を埋める、ターゲットを入れ替える、商品パッケージを再設計するなど、突破口は必ずあるはずです。

ボトルネックをクリアすれば、あなたのブランディングは確実に動き出します。 

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