コーチ・コンサルタント・カウンセラー・セラピストなど個人向けの対人支援ビジネスで独立起業をしているあなた、あるいは目指しているあなた。
あなたがどんな価値を提供できるのか、どんな人柄なのか、過去にクライアントのどんな悩みを解決してきたのか……を、顔を合わせる前から、いつでもどこでも知ってもらえる方法ってなんだと思いますか?
そう、SNSやブログ、Youtubeなどで発信を続けることですよね。
日々ちゃんと発信してますか?
「大事なのは分かるんだけど、時間かかってしまって……」
「週に1回くらいが精一杯....」
という人も多いかもしれません。
では、そんなあなたを助けてくれる”魔法”が登場したら、どうしますか?
それまでウンウン首をひねっていたSNSの投稿文やYtoutubeの台本・長文のブログ記事まで一瞬でできあがる。しかも無料で。
それがAIなんです!
…と世間では言われていますよね。
ちょっと待ってください。
これ、本当に危険です。
今回はこの「AIでラクに作った投稿」を安易に使うのは絶対にやめた方がいい理由を詳しく解説します。
目次
いま対人支援ビジネスの市場で起こっていること

さて、あなたは今、AIプロンプトを使って、ブログやSNSの投稿文を作っていますか?
(※プロンプトとは、AIに「こういう目的でこういう文章を作って」と頼むときの”依頼文”のようなものです)
AIは誰でも無料、または課金するとしても月額3,000円程度で便利に使えるので、今後も使う人はどんどん増えていくでしょう。
AIで作った文章はきれいに整っているし、わかりやすいので、そのまま投稿する人も多いかもしれません。
しかし、最近よく耳に飛び込んでくるのはこんな声です。
- 「プロンプトを使ってちょっと直した記事を投稿すると、反応が落ちてしまう」
- 「AI使って売上が下がった!集客には使えない」
こういう症状が出る理由、皆さんはなんだと思いますか?
「AIの使い方が下手だから」「プロンプトがイマイチだったから」
…そう思ってしまうのではないでしょうか。
そこにつけ込んで、どこかのコンサルが、
「あなたのプロンプト、間違ってます!」「こっちのプロンプトの方がイイぞ!」
と宣伝するので、ますます人々は
「やっぱり、もっといいプロンプトを探さなきゃ」「もっとラクに効果の出る使い方はないか」
と探し回ります。
しかし次々にいろんなプロンプトを試しても、結局、めざましく集客できた!高額契約がたくさん取れた!という人はほとんどいません。
結局「途中はたしかにラクだけど、肝心の成果がいっこうに出ない……」という結果で終わってしまいます。
この悪循環が今、市場で起こっているんですね。
AIの生成した投稿は、そのままでは使い物にならない!

そういう私も、AIが出たての頃はプロンプトを使ってショート動画のシナリオを作っていました。
私は『時間デザイン』という書籍も出しているくらい時間の使い方や効率化には関心があるので、AIで作業時間を短縮して、その分商品づくりや講座内容のブラッシュアップに時間を使えれば良いなと思ったんです。
でも、すぐにやめました。
なぜなら、AIの作ったシナリオには、自分らしさが全く出ないし、私が言わなくても良い内容だし、何しろ、浅い!!!
ただ、AIのおかげで「売れるシナリオ」のコツや作り方は分かったので、その後はヒントをもらう程度にして、自分でシナリオを作るようにしたんです。
さらには、やっているうちに、
「AIで作業効率を目的にしすぎると、本末転倒になるぞ・・・」
と危険を感じたので、効率はアップしつつも、ちゃんとその人らしさをアウトプットできるプロンプトの組合せを考え、それをシステム化しました。
それが今、私の講座の受講生さんが使っている『ビジネス構築AIサポートシステム』です。
これは大変好評で、「体験会申込みのクリック率が以前の3~4倍になりました!」などの報告も届いています。
内容も
- プロフィール
- 商品設計
- セールスシナリオ
- 講座テキスト
- ブログSNSのネタ出し
- セミナーのネタ出しや構成
- セールスレター
などなど、ビジネスに必要なものは一通り揃っています。
ただ、このように便利なAIサポートシステムではあるのですが、1つだけ受講生さんに厳重に守ってもらっていることがあります。
それは「絶対に自分のコトバになるまでリライトを繰り返し、かつ添削を受ける」こと。
理由は先述の通り、そうしないと反応が落ちるからです。
「早くラクにできる」に飛びついてAIを使ったら、かえって結果が悪くなった・・・って、本末転倒ですよね?
でも、なぜそんなことになってしまうのでしょうか。
これは実は、AI以前の問題なんです。以下で説明しますね。
AI投稿でどんどん反応がなくなる大きな理由は2つ

理由1:「ラクにカンタンに!」はすぐ飽きられるから
まず、これはAIに限らず何でもそうですが、ラクにカンタンにできるものがあったら、多くの人は飛びつきますよね。
すると「ラクにカンタンにできた発信」が市場に溢れます。
同じような発信ばかり見せられていたら、人々はすぐ「またこれか~」と飽きてしまいます。
だから反応が出なくなるのです。
超・超・超・当たり前の話なのですが、それにも関わらず飛びついてしまう人が本当に多いです。
なぜかというと、やっぱりSNS発信って大変なんですよね。
だからこそやり抜いたら成果が出るのですが、それができない人たちが次々とAIに飛びついた結果が「今」というわけです。
理由2:ライティング力がないとAI回答を直せないから
次に、AIは一見それらしい、きれいな文章を出してきますが、それで集客できるのかというと話は別。そのままではダメな部分がたくさんあります。
- どこがどうダメなのか?
- どう直したら自分らしくなるのか?
に気づける人は非常に少ないんです。
ハッキリ言って、AIの出してきた投稿文やブログ記事を見て良し悪しが判断できたり、どこを直したらいいのかすぐ分かったりするのは、もともと「書くチカラ」がある人だけです。
しかも、その「書くチカラがある人」でさえ、一度AIの回答を見てしまうと、どうしてもそちらに引っ張られてしまいがちです。
コーチやコンサルの勉強をするときに「モデリングが大事!」といって誰かの研究をすると、どうしてもその人っぽくなってしまうのと同じですね。
しっかりと「成果を出すAIの使い方」とは?
このように「ラクにカンタンにできる」という理由だけでAI投稿に手を出すと、あっという間に埋没して、売上アップどころか逆ブランディングになってしまいます。
誰が使ってもまずまず合格水準の文章を作れるのがAIの得意技ですが、SNSやブログの発信を通じてあなたの商品サービスが売れるためには、そこに「あなたならではの魅力」が見てとれないとダメなんです。
実際、何億も売っているインフルエンサーやコンサルタントなど、有名な人の投稿を見てください。
ちゃんと自分の経験やその人なりのエピソードを自分の言葉で書いていますよね。
とはいえ、AIを一切使うな!というわけではありません。
AIを使って発信する時は、そのまま使うのは絶対にやめて、以下のような手順で使うと、ちゃんと自分らしいアウトプットが出せるようになります。
- AIで切り口の候補を出す
- その中から書きたいことを選んで自分の言葉で書く
- その途中でAIからヒントをもらいながら、質を深めて書く
実はこれ、ずっと前から私が何度もお伝えしている内容でもあるんです。
途中に「AIからヒントを得る」というプロセスが加わっただけ。
AIの登場で市場も激変していますが、大事なことは、どんな時でも「自分の経験を」「自分の言葉で」発信していくことです。
せっかく使うなら、こんなふうにちゃんと効果が出るAIの使い方で、ビジネスを成長させていきましょう!
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